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今働いているSES企業について不信感がある
エンジニアとしてSESで働いてる人の中には、このような不安を持つ人は少なくありません。
厳しい法規制がある人材派遣と異なり、SESは企業ごとの規模やコンプライアンス意識に大きな差があり、選ぶ企業を誤ると労働環境や報酬に大きな影響が出ます。
そこで本記事では、エンジニアがホワイトSESで働くべき理由や見極め方を、わかりやすく解説します。さらに、ホワイトSESとブラックSESの特徴についても詳しく紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
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SESとは?
SES(システムエンジニアリングサービス)とは、SES企業から派遣されたITエンジニアが客先企業に常駐し、システム開発や運用・保守などの業務を支援する契約形態を指します。
エンジニアはSES企業と雇用契約を結び、SES企業を通じてクライアント企業に派遣される形で働きます。
特徴として、請負契約とは異なり成果物の納品責任はなく、契約期間中の技術力の提供が主な役割である点が挙げられます。案件の種類は幅広く、開発からインフラ、運用サポートまで多岐にわたります。
経験を積みながらさまざまな技術や業務に触れられる点が、SESの大きなメリットです。
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SES企業によっては中間搾取が激しく、思うようにスキルアップできない現場に長期間拘束されるケースもあります。
経験を積む前に企業選びを誤ると、ただの安価な労働力として消耗されるリスクが高いため、登録するSES企業は慎重に選ぶ必要があります。
SESと派遣契約の違い
SESと派遣は、どちらもエンジニアがクライアント企業に常駐して働く点では似ていますが、契約形態が大きく異なります。
派遣契約では、クライアント企業がエンジニアに直接的な指揮命令を行うのに対し、SES契約では指揮命令権はSES企業にあります。
また、派遣は「労働者派遣法」に基づく許可が必要ですが、SESは基本的に準委任契約であり、許認可を受けずに事業運営が可能です。
- SES
-
- 指揮命令権をクライアントではなくSES企業が持つ
- SES企業とクライアントは準委任契約を結ぶ
- 許認可不要
- 人材派遣
-
- 指揮命令権を派遣先のクライアントが持つ
- 人材派遣事業の運営には許認可が必要
そのため、SESは柔軟な案件アサインができる一方で、労働条件や教育体制は企業によって差が出やすく、エンジニアは契約内容をしっかり確認する必要があります。
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コンプライアンス意識の低いSES企業の中には、「派遣とSESはほとんど同じ」と考え、現場でクライアントから直接指示を受ける状況を黙認している場合があります。
さらに、こうした企業を見極められないと、派遣以上に低待遇で、かつ不安定な契約を結ばされるリスクもあります。
そのため、案件に参画する前には、契約内容や指揮命令系統をしっかりと確認しておくことが不可欠です。


SES企業とエンジニアの契約
SESで働く場合、エンジニアはSES企業と直接雇用契約、もしくは準委任契約を結びます。
- 雇用契約
- 準委任契約
正社員として雇用契約を結ぶ場合は無期雇用となりますが、契約社員や準委任契約では、案件の契約期間に合わせて雇用期間が設定されます。
このため、SES企業とクライアントの契約が更新されない場合、エンジニアとの契約も終了となるケースが一般的です。
また、SES企業はクライアントと準委任契約を結び、エンジニアを現場に常駐させる仕組みで、案件単価はエンジニアのスキルや経験によって決まります。
しかし、エンジニア自身に単価が開示されないケースも多く、報酬が中間マージンによって大きく左右されることがあります。納得感を持って働くためには、契約前にマージン率や案件単価を事前に確認しておくことが重要です。
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人材派遣の場合は、法律で平均マージン率の公開が義務付けられていますが、SESにはその義務がありません。
そのため、ブラックなSES企業では単価が不透明になりやすく、エンジニアが搾取されやすい仕組みが整ってしまっているといえます。
はどれくらい?具体的な相場と安く抑えるコツを解説!-300x200.jpg)
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SESは許認可事業ではないため玉石混淆
SESは許認可が不要な事業のため、参入ハードルが低く、優良企業から悪質企業まで混在しています。
中には、エンジニアを適切に育成・支援し、高単価案件へつなげてくれるSES企業もありますが、一方で教育やフォローが不十分で、低単価の案件に長期的にアサインするSES企業も少なくありません。
さらに、契約内容が曖昧なまま現場に出される「客先常駐」主体の企業も存在します。
そのため、エンジニアがSESで働く際は、SES企業の評判や案件の詳細、キャリア支援体制の有無を事前に調べることが重要です。
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「SESは技術力の提供」という建前ではあるものの、実際はエンジニアを派遣することから、労働力の需給調整の機能を担っている側面があります。
ですが、有料職業紹介とも人材派遣とも異なり、許認可が不要なことで参入障壁が低く、粗悪なSES企業が淘汰されにくい構造になっています。
特に「未経験歓迎」を掲げる企業の多くは、十分な教育を行わないままエンジニアを現場へ送り込み、その結果、エンジニア職から離れてしまうケースも少なくありません。
このため、SESでエンジニアとして働くことを検討する際は、企業の評判や実績をしっかりと確認し、信頼できるかどうかを慎重に見極めることが重要です。
ホワイトSES企業の特徴
SES業界には、働きやすくキャリア形成に役立つ「ホワイトSES企業」と、労働環境や待遇に問題がある「ブラックSES企業」が混在しています。
これからSESで働こうと考えるエンジニアにとって、ホワイト企業を見極めることは非常に重要です。
そこでここからは、SES企業を選ぶ際の参考になるよう、「ホワイトSES企業の特徴」をわかりやすく解説します。
法令を遵守した運営をしている
ホワイトSES企業は、コンプライアンス意識が高く、法律や規制を遵守した運営をしています。
業務委託契約でエンジニアを客先に常駐させる場合でも、実態として現場から直接指示を受ける「偽装請負」にならないよう細心の注意を払っています。
また、社員として雇用する際には、労働基準法の順守や社会保険の適正加入なども徹底しています。
一方で、法令違反を放置するブラックなSES企業は労働トラブルが発生しやすく、エンジニアのキャリアにも悪影響を及ぼす可能性が高いため、事前に企業の評判や契約内容をしっかりと確認することが重要です。
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法令違反をしているSES企業は少なくなく、実際には現場でクライアントから直接指示を受ける「偽装請負」の状態で働いているケースも珍しくありません。
本来、SES契約では指揮命令権は客先のクライアントではなくSES企業にあります。
しかし、SES企業の営業担当がIT知識に乏しく現場状況を把握できない場合、結果的にクライアントから直接指示を受けていても、黙認される場合があるようです。
報酬の還元率が高い
ホワイトSES企業の大きな特徴の一つが、「報酬の還元率が高い」ことです。
SESでは、クライアントから受け取った報酬から中間マージンを差し引き、残りがエンジニアへの給与として支払われます。
ホワイトなSES企業は、このマージン率を公開していたり、エンジニアへの還元率を高めに設定しているケースが多く見られます。
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還元率の算出方法や定義は企業によって異なるため、表向きは「高還元」を謳っていても、実際には報酬還元率がそれほど高くないケースもあります。
そのため、SES企業を選ぶ際は、提示されている還元率の根拠や計算方法を事前に確認しておくことが重要です。


希望に沿った案件の紹介・アサイン
ホワイトSES企業では、エンジニアの希望やキャリアプランを重視した案件紹介が行われます。
面談時には、経歴やスキル、希望条件について丁寧にヒアリングを行い、合わない案件を無理に押し付けることはありません。
さらに、案件の変更を希望した場合も柔軟かつスムーズに対応してくれるため、自分に合った働きやすい現場を見つけやすい点が大きな魅力です。
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特に準委任契約で働くフリーランスエンジニアの場合、「希望に沿った案件紹介を受けられるか」は非常に重要なポイントです。
SOFAでは、一人ひとりの希望に合わせた案件紹介を行いますので、「今のSESでは希望条件に合う案件が見つからない」と悩んでいる方は、お気軽にお問合せ下さい。
エンジニアのスキルアップをサポート
ホワイトSES企業の特徴の一つに、エンジニアのスキルアップに積極的に取り組んでいる点があります。
特に「未経験エンジニアの育成」に力を入れているSES企業では、将来的に市場価値を高められるよう、研修制度や資格取得支援などを充実させ、成長をサポートしています。
このように、スキルアップ支援に注力しているSES企業であれば、経験が浅いエンジニアでも安心して働くことができるでしょう。
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「研修制度が充実」と謳うSES企業の中には、実際には「研修」と称して自社の営業活動をさせる悪質なケースもあります。
さらに悪質な事例では、エンジニア志望者から研修費用を徴収したうえで営業活動を強要していたケースも報告されています。
そのため、SES企業に登録する際は、研修内容や費用の有無を事前に確認し、信頼できる企業かどうかを慎重に見極めることが重要です。
商流が浅い案件が多い
ホワイトSES企業の特徴として、「商流が浅い案件」を多数保有していることが挙げられます。
多重下請け構造になりやすいIT業界において、元請けに近い案件を「商流が浅い」と表現します。
さらに、エンド直に近い現場では、要件定義や設計といった上流工程に携わる機会が増え、キャリア形成に役立つ貴重な経験を積める可能性が高くなります。
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エンド直や一次請け案件を持っている企業は希少で、SES企業のほとんどは多重下請けの深い商流に位置しています。
これに対し、営業力が高いホワイトSES企業は、商流の浅い案件を獲得しやすく、結果としてエンジニアへの還元率も高くなります。
そのため、優秀なエンジニアが集まり、さらに質の高い案件を受注できるという好循環が生まれやすくなります。
エンジニアのキャリアを真剣に考えている
筆者が考える「ホワイトSES」の必須条件の一つは、エンジニアのキャリアを真剣に考えているかどうかです。
そのため、営業担当者は「案件を埋めること」を優先しがちで、表面的なキャリアサポートしかできていないケースも散見されます。
一方、ホワイトSES企業は、エンジニアの中長期的なキャリアを重視した面談や、スキルアップにつながりやすい案件アサインを行います。
これにより、エンジニアの定着率が高まり、顧客からの評価も向上。結果として、より質の高い案件を獲得できる好循環を生み出しています。
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SOFAではキャリアコンサルタント有資格者も在籍しており、フリーランスエンジニアのキャリアに寄り添った案件紹介を行っています。
今の案件に不満がある人や、今後のキャリアの見直しをしたい方は、お気軽にお声がけください。
ブラックSES企業の特徴
SES業界には、エンジニアのキャリアや待遇を軽視した「ブラック企業」も存在します。こうした企業に入社すると、スキルが身につかない、低単価で長時間労働を強いられるなど、キャリアに悪影響を及ぼす可能性があります。
そのため、これからSESで働こうと考えるエンジニアは、ブラック企業の特徴を把握し、事前に見極めることが重要です。
代表的なブラックSES企業の特徴は以下の通りです。
それぞれ詳しく解説していきます。
コンプライアンス意識が低い
SES企業は本来、労働基準法や派遣法、契約上のルールを遵守する必要がありますが、ブラックSESではこれらが軽視されがちです。
例えば、準委任契約でエンジニアを常駐させながら、実態は人材派遣と変わらない「偽装請負」を行っていたり、36協定を無視した残業の強要、社会保険への未加入といった問題が見られます。
このようなブラックSESで働くことはエンジニアにとってマイナスにしかならず、最悪の場合法的なトラブルに巻き込まれたり、心身を壊すリスクさえあります。
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SESという働き方がエンジニアバブルに伴って急速に拡大したため、営業担当者が法的リスクを把握していないケースすら見受けられます。
無用なトラブルのリスクを下げるためには、SESの担当者が「必要な知識を備えているか」「コンプラ意識は高いか」を面談で確認するようにしましょう。


未経験・スキル無しのエンジニアでも案件に参画させる
一部のブラックSES企業では、エンジニアとして十分なスキルがない段階でも、無理に案件へ参画させるケースがあります。
本来であれば、経験の浅いエンジニアは適切な教育や研修を受けてから現場に出るべきですが、利益を優先するあまり、不釣り合いな案件にアサインされることも少なくありません。
さらに悪質な企業では、エンジニアの経歴を詐称してクライアントに派遣することさえあります。
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実務経験において、実際よりも優れた経歴を詐称するよう強要されると、現場でもその嘘を貫かなければならず、大きな負担となります。
ですが、スキルは嘘をつけません。
ほぼ確実に現場でぼろが出てしまい、エンジニア自身が苦しい状況に追い込まれます。
そのため、たとえ仕事を得るためであっても、経歴詐称を持ち掛けられた時点で、そのSES企業で働くのは避けるべきです。
希望と異なる案件にアサインされる
ブラックSES企業では、エンジニアの希望やキャリアプランを無視し、単価や社内都合だけで案件にアサインされることがあります。
例えば、開発を希望しているのにテストや運用監視だけの案件に回され、スキルが身につかないまま数年が過ぎるケースもあります。
面談時に希望の案件を伝えても、「とりあえず現場に入ってから考えよう」と曖昧に濁される場合は注意が必要です。
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案件数には限りがあるため、エンジニアのスキルや経験を踏まえて「希望と異なる案件」にアサインされることは、一般的なSES企業でも起こり得ます。
しかし、「未経験からエンジニアになれる」といった広告で求職者を集めながら、実際には家電量販店の販売業務やヘルプデスクなど、本来のエンジニア職とはかけ離れた現場に派遣するのは、ブラックSES企業に多く見られる特徴です。


エンジニア以外の職種で派遣される
前述したように、ブラックSES企業では、ITエンジニアの契約で入社・登録したにもかかわらず、コールセンターや販売員など、本来の職種と異なる業務に派遣されることがあります。
これはSESの範疇を超えた不適切なアサインであり、エンジニアとしてのキャリア形成に大きな後れを生むことになりかねません。
IT職種で入社したのにコールセンターや事務職に派遣されるのは、契約違反に近い行為です。これを繰り返す企業は「利益のために職種を無視する体質」が根本にある可能性があるため、注意が必要です。
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エンジニア以外の職種に派遣されることが必ずしも悪いとは限りません。
しかし、エンジニアを志望している人材を意図的に別職種へ誘導する場合、それは求職者のキャリアを考えた対応ではなく、あくまで自社(SES企業)の利益を優先した判断である可能性が高いことを理解しておく必要があります。
偽装請負をしている
ブラックSES企業の大きな特徴の一つが「偽装請負」をしていることです。
本来、準委任契約でエンジニア人材を派遣するSESにおいて、指揮命令権はクライアントではなくSES企業側にあります。
SES企業の中には、クライアントから直接指揮命令を受けている実態を把握しながら、それを黙認しているケースもあります。
このような契約内容と現場の実態が乖離している環境では、エンジニアが本来の業務に集中するのは困難です。
そのため、面談や面接の段階で「現場での指揮命令は誰が行うのか」を必ず確認し、偽装請負が行われていないかを見極めることが重要です。
見極める具体的な方法として、面談時に以下のような確認を行うのがおすすめです。
- 「このような状況になった場合、誰に指示を仰げばよいですか?」と質問し、現場での指揮命令系統を把握する
- 指揮命令権を持つ担当者に対して、IT関連の具体的な質問を投げかけ、案件参画後に適切な指示ができる知識や体制が整っているかを確認する
このように事前に質問を行うことで、偽装請負のリスクを回避しやすくなります。
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偽装請負を「SES業界の公然の秘密」であるという主張を耳にすることもありますが、この状況が続けば長い目で見た時にIT業界全体に悪影響をもたらしかねません。
エンジニアとして働く環境を健全化するためにも、偽装請負をするSESは避けるようにしましょう。


報酬が低い
ブラックSES企業では、クライアントから受け取る案件単価に対し、エンジニアへの報酬が著しく低いことがあります。
ブラックSESでエンジニアの報酬が低くなる主な要因は以下の通りです。
- 中間マージンが高い
- 案件の商流が深い
エンジニアへの報酬が低いのは、中間マージンが高いことが要因のひとつで、エンジニアのスキルや経験が報酬に反映されづらい環境と言えるでしょう。
特に、契約単価を開示せず給与だけ提示する企業は注意が必要です。一般的に、エンジニアへの還元率は50~70%が目安とされますが、ブラック企業では50%以下というケースも珍しくありません。
さらに、SES企業としての信頼性や営業力が低いと、エンド直請けに近い案件を獲得できず、商流が深くなりがちです。その結果、複数の業者を経由することでマージンが多く差し引かれ、エンジニアの手元に残る報酬が大幅に減ってしまいます。
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SESエンジニアの賃金は「マージン率」「スキルよりも商流の深さ」で決まるといっても過言ではありません。
どれだけ努力しても、間に業者が4~5社入っていれば報酬は上がりづらくなるため、注意しておきましょう。


多重下請け構造の下流の案件が多い
SES業界では、多重下請け構造が常態化しています。
エンドから遠くなるほど中間業者が増え、マージンが重なり、エンジニアへの報酬は低くなります。ブラックSES企業は、このような下流の案件ばかりを扱っているケースが多く、単価が低いだけでなく、テストや運用保守といったスキルアップにつながりにくい業務にアサインされがちです。
そのため、登録するSES企業を選ぶ際は、案件の商流や参画先のレベルを確認することが重要です。


契約内容が不透明
ブラックSES企業では、契約内容が不透明なことが多く見られます。
例えば、契約単価やマージン率を開示しない、仕事内容や案件期間があいまい、契約更新や終了条件が不明確といったケースです。
こうした不透明な契約は、給与トラブルや案件終了後の待機期間の扱い、残業代の未払いなど、エンジニアに不利益をもたらすリスクが高くなります。
そのため、入社前・案件稼働前に契約書や条件をしっかり確認し、説明が不十分な企業は避けるようにしましょう。


エンジニアがホワイトSESで働くべき理由
SES業界はブラック企業が目立つ一方で、法令を遵守し、エンジニアのキャリアや働きやすさを重視するホワイトSES企業も存在します。
エンジニアとして安心して働くためには、ブラックSESを避け、ホワイトSES企業を選ぶことが重要です。
その主な理由は以下の通りです。
安心して長く働ける環境が整っているから
ホワイトSESはコンプライアンス意識が高く、適切な還元率を守っているからこそ、エンジニアが安心して長く働ける環境と言えるでしょう。
具体的には、以下のような環境のホワイトSESであれば、腰を据えてキャリアを築くことが可能です。
- 適切な還元率(低マージン)
- ワークライフバランスを保ちやすい労働環境
- 資格取得やスキルアップのサポート体制
- 案件供給が安定している
- 商流が浅い案件を多数保有
このような環境であれば、エンジニアは安心してスキルを磨き、中長期的にキャリア設計をすることが可能です。
SES業界で長期的に活躍したいなら、ブラックSESを避け、こうしたホワイトSES企業を選ぶことが重要です。
キャリアをきちんと積めるから
SES業界では、案件に恵まれずコールセンターや家電量販店、テスターなど本来の希望とは異なる業務に長期間アサインされ、キャリア形成が進まないケースがあります。
特にブラックSESでは、営業力の弱さや案件不足により、エンジニアがスキルアップできないまま時間だけが過ぎてしまうことが少なくありません。
一方、ホワイトSESでは希望やスキルに合った案件を選べることに加え、PYや設計等の上流工程の案件も保有しているため、エンジニアが計画的に経験を積める環境が整っているといえるでしょう。
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SES業界の現実として、名ばかりの「キャリア支援」を掲げる企業は非常に多く存在します。
例えば、営業担当が「スキルアップできる案件です」と説明しながら、実際には単純なテスト業務に長期間アサインされるケースがあります。
また、「キャリア相談が可能」と謳っていても、担当者やキャリアアドバイザーにIT業界の知識がなく、実質的には希望条件を聞くだけで終わってしまうケースもあるため、注意が必要です。
案件の透明性が高く納得して働けるから
SES業界では、エンジニアが参画する案件の内容や、契約単価が不透明なままアサインされるケースが少なくありません。
そのため、実際に現場に入ってみたら想定外の作業ばかりだったり、契約金額に対して自分への還元率が低かったりすることもあります。こうした不透明さは、エンジニアの納得感を損ない、モチベーション低下や早期離職につながります。
一方、ホワイトSES企業では案件の透明性が高く、契約単価やマージン、案件の詳細が開示されるケースが多く、エンジニアが納得して働ける環境が整っているといえるでしょう。
また、案件変更の希望にも柔軟に対応してくれるため、ミスマッチが起きにくく、モチベーションを保ちやすい点がメリットといえます。


フォローが手厚く孤立しにくいから
SESでは、基本的にエンジニアは客先の常駐して働くため、SES企業の担当者やキャリアアドバイザーとは離れた環境で業務を行います。
そのため、現場で孤立したり、困ったときに相談できる相手がいないといった問題が発生しがちです。
これに対し、ホワイトSESでは定期的な面談や現場のヒアリングを行うため、エンジニアが孤立し辛く、業務に集中することが可能です。
そのため孤独感や不安を感じず、長く働き続けるためには、フォロー体制の整ったホワイトSESを選ぶことがおすすめです。
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SES業界では、営業担当が案件を取った後は放置する「売りっぱなし体質」が横行しています。
表面上は「サポート体制が充実」とアピールしていても、実際には連絡が取れず、現場で孤立しているエンジニアは少なくありません。
もしも今のSESに不満を持っていて、「もっとフォローが手厚いSESと契約したい」と考えている場合は、SOFAへお問い合わせください。
優良なホワイトSES企業を見極めるポイント
SESで安心して働くためには、入社・登録前に企業がホワイトかどうかをしっかり見極めることが重要です。特に、報酬や案件の透明性、商流の浅さはキャリアや収入に大きく影響します。
優良なホワイトSES企業を見分けるための具体的なポイントは、以下の通りです。
還元率が公開されているか?
優良なSES企業は、クライアントから受け取る契約単価に対して、どの程度をエンジニアに還元しているか、もしくはマージン率を公開しています。
一般的に還元率は60~70%程度が目安とされ、透明性が高い企業ほど報酬に納得して働きやすくなります。
逆に、還元率やマージンを一切公開しない企業は、中間マージンが過剰に取られている可能性があり、エンジニアとして中長期的な目線で収入アップが難しくなるリスクがあります。
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還元率が低いからといって、必ずしもブラックSESとは限りません。
中には、マージンを多く取る分、研修制度や福利厚生を充実させ、エンジニアに還元している企業もあります。
とはいえ、マージン率の理由や使途が明確に説明され、透明性が高い企業の方が、エンジニアとして納得感を持って働きやすいといえるでしょう。


案件を選択する自由はあるか?
ホワイトSES企業では、エンジニアが希望する案件を選べる自由度が高いのが特徴です。
面談でエンジニアの希望をしっかりヒアリングを行い、スキルやこれまでの実績、キャリアプランに合った案件を紹介してくれる企業は、ミスマッチが少なく働きやすい傾向にあります。
逆に、希望と異なる案件を強制的にアサインするSES企業では、スキルが身につかないまま時間だけが過ぎ、キャリア形成に悪影響を及ぼす可能性があるため、注意しておきましょう。
商流が深い案件ばかりではないか?
ホワイトSESを見極めるためには、案件の商流を確認することが重要です。
案件の商流は、報酬や業務内容の質に直結します。商流が深い案件ほど中間業者が増え、エンジニアへの還元率が低くなるうえ、下流工程の単純作業に回されやすくなります。
優良なSES企業は、エンド直に近い「商流が浅い案件」を多く扱っており、単価が高い傾向にあるだけではなく、上流工程に携われるチャンスが広がります。
そのため、SES企業への入社・稼働前には、企業がどのレベルの商流の案件を多く持っているかを確認することが重要です。
ホワイトSES企業で働くための方法
ホワイトSES企業で働くためには、入社・登録前にしっかりと情報を集め、複数の企業を比較検討することが欠かせません。
もしブラックなSES企業に入社・稼働してしまうと、十分なスキルが身につかないまま低単価で働かされるなど、キャリア形成に大きなリスクが生じます。
そこで本記事では、優良なSES企業で働くための具体的な以下の方法を解説していきます。
複数のSESやフリーランスエージェントに登録する
ホワイトSES企業を見つけるためには、1社だけでなく複数のSES企業やフリーランスエージェントに登録し、案件や条件を比較することが重要です。
SESやエージェントによって扱っている案件や単価、還元率やスキルアップ体制は大きく異なります。
複数社の情報を集めることで、より高単価でキャリアアップにつながる案件を見つけやすくなります。特にフリーランスエージェントも併用すると、自身のエンジニアとしての市場相場を把握できるため、単価の交渉力も高くなるでしょう。
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複数のSESおよびフリーランスエージェントに登録することで、フラットに案件の条件やSES担当者を見極めることが可能になります。




口コミや評判を調査する
求人情報だけでは分からない企業の実態を知るためには、口コミや評判をチェックすることが重要です。
転職サイトやSNS、Googleマップに投稿されているクチコミを確認することで、現場の環境や営業担当者のフォロー体制についての生の声が見つかります。
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ありがたいことに、SOFAで稼働中のエンジニアの皆さまから高い評価をいただいております。
今後もそのご期待にお応えできるよう、より良い案件紹介ときめ細やかなフォローに努めてまいります。
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面談で気になるポイントを質問する
SES企業との面談は、会社のスタンスや契約内容を見極める重要な機会です。
還元率や契約単価、案件の商流、希望に沿ったアサインが可能かどうかなど、気になる点は遠慮せず質問しましょう。
また、待機時の給与や教育体制、契約更新時の条件変更なども確認しておくと安心です。
質問に明確に答えられない企業は、情報を開示していない可能性が高く、ブラック企業のリスクがあるため注意が必要です。
ホワイトSESとブラックSESの違いと見極め方まとめ
SES業界には、コンプライアンス意識が高く、エンジニアへの還元率も良い「ホワイトSES」がある一方で、違法な偽装請負や経歴詐称を行ってまでエンジニアを客先に送り込む「ブラックSES」も存在します。そのため、SES企業を選ぶ際は慎重な判断が必要です。
ITエンジニアとして中長期的にキャリアを築き、スキルや経験に見合った報酬を得たい場合は、言うまでもなくエンジニアにメリットが多いホワイトSESを選ぶことが重要です。
ホワイトSESを見極める際には、企業HPの情報を鵜呑みにせず、複数のSES企業やフリーランスエージェントと面談を行い、口コミや評判も参考にしながら客観的に判断しましょう。
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SES企業の皆様には、ぜひ「三方良し」の理念を大切にし、持続可能な事業運営を目指していただきたいと考えております。
本記事でお伝えした通り、SES業界は参入障壁が非常に低く、近年では大小さまざまな企業が次々と参入している状況です。その結果として、サービスの質やエージェントの対応力が低下しているケースも散見されるようになりました。
例えば下記のような事例がございます。
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【事例1:経歴詐称】
未経験のエンジニアに対し、たった3ヶ月の研修を経ただけで「業界経験3年以上」と偽って営業活動を行っていたSES企業が存在しました。これはSES企業に限らず、一部のフリーランスエージェントにおいても、実際には経験のないスキルを保有しているように装ってクライアントに提案した事例があります。
【事例2:求人詐称】
「未経験歓迎」「最新技術を習得可能」といった求人広告を出しながら、実際には入社初日からヘルプデスクや一般事務など、希望とは異なる業務にアサインされたという報告もあります。
【事例3:エンジニアへの高圧的な対応】
現場での課題を営業担当に相談しても、「顧客の言う通りやって」と言わんばかりに冷たくあしらわれるケースもございます。
契約内容についての質問にも一切説明せず、話を聞こうとしない担当者もおり、トラブルに発展する例も少なくありません。
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上記はあくまで一例ですが、このような状態ですとエンジニアだけで
なく、現場の環境改善、自社サービス拡大をしたい顧客にも大きな悪影響を及ぼすと考えております。
あくまで憶測ですが、短期的なM&Aを目的として一時的に売上を伸ばすことだけを重視する企業などが、行動を取られるのではないかと考えております。
そうなると、社員、顧客が離れていき、仮に売上が上がったとしても結果として自身が「本当にこれで良かったのか?」と真綿で首を絞められるような状態に陥ると予測できます。
今一度になりますが、自社、自身のためにも是非「三方良し」かどうかを常に考え持続可能な事業を運営いただきたいと考えております。
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