フリーランスが案件を探す際に無料で利用できるフリーランスエージェントですが、企業と仲介をするうえで常にマージン(手数料)が発生しています。
フリーランスの立場からは分かりづらいマージンについて、手数料の相場やマージンを低く抑えて案件に参画するコツについて解説していきます。
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フリーランスエージェントとは
フリーランスエージェントとは、フリーランスとクライアント企業をつなぐ仲介サービスです。
フリーランスエージェントを利用することで、フリーランスは効率的に案件を獲得し、自身で営業する手間を省けるため、特にITエンジニアやWEBデザイナーなどの専門職の方は本業に集中しやすくなります。
エージェントが提供するサービスには、条件交渉や契約手続きのサポート、参画中のフォローなどが含まれており、フリーランスにとって心強いサポート体制が整っています。
フリーランスエージェントのビジネスモデル
フリーランスエージェントのビジネスモデル図解すると以下の通りです。
※エージェントや案件によって異なる場合があります
前述したように、フリーランスエージェントは、フリーランスとクライアント企業を仲介するビジネスモデルを採用しています。企業からの依頼に対し、条件に合ったフリーランスを紹介し、条件交渉や契約締結、参画中のサポートを提供するのが主な役割です。
マージンには、案件獲得にかかる営業コスト、条件交渉や契約手続きの代行、さらにトラブル対応といったサービスの費用が含まれます。
これにより、企業側は専門的なスキルを持つ人材を確保しやすくなり、フリーランスは案件に専念できる環境が整うことに加え、多様な案件に参加できるというメリットがあります。
フリーランスエージェントは、「転職エージェント(有料職業紹介)」や「人材派遣」のフリーランスバージョンといわれることがあります。
ただし、職業紹介や人材派遣とは異なり、明確な法律の規制や定義が無いため、契約形態は上記の図解とは異なるケースもあるので注意しておきましょう。
フリーランスエージェントの収入源は委託費に対する中間マージン(手数料)
フリーランスエージェントのビジネスモデルは、企業から支払われる委託費の一部を手数料(マージン)として差し引く形で成立しています。
たとえば、企業がプロジェクトの委託費として100万円を支払った場合、エージェントがその中から20~30万円をマージンとして受け取り、残りの70~80万円がフリーランスの報酬として支払われるのが一般的です。
このマージン・手数料は、案件の獲得や交渉等にかかるコストをカバーするためのものであり、エージェントの運営に欠かせない収益源となっています。
なぜ中間マージン(手数料)が発生するのか
フリーランスエージェントの中間マージンは、案件に付随するさまざまなサービスを提供するためのコストとして設定されています。
具体的には、主に以下のコストやサポートが挙げられます。
- トラブル発生時の仲介
-
プロジェクト中に何かしらのトラブルが発生した際には、エージェントが仲介役としてサポートします。
これにより、フリーランスは安心して業務に専念できるため、中間マージンが発生する理由の一つとなっています。
- 案件獲得の営業コスト
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エージェントは企業に対して定期的に営業活動を行い、フリーランスに提供する案件を確保します。
この営業活動には一定のコストがかかるため、それをカバーするためのマージンが設定されています。
- 報酬を含む条件面の交渉代行
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エージェントがフリーランスと企業の間に立ち、報酬や稼働条件、勤務時間の調整などを行います。
これによりフリーランスは交渉の手間が省け、スムーズに案件に参加できるようになります。
- コンサルタントのサポート
-
エージェントは、案件参画前の条件ヒアリングから、参画中のフォローアップまでのサポートを行います。
フリーランスが働きやすい環境を整え、参画中のトラブルが起きた場合にも調整役として対応します。
フリーランスエージェントの上記のサポート内容が手数料の対価だと明記しているケースはほとんどありません。ですが、エージェント業におけるコストの大部分は上記に該当するといえるでしょう。
フリーランスエージェントのマージン(手数料)はどれくらい?
ここまでフリーランスエージェントのビジネスモデルやマージンが発生する理由について解説してきましたが、ここからは「マージンの相場」や「手数料の決まり方のパターン」について解説していきます。
フリーランスエージェントのマージン率は20%~30%が相場
フリーランスエージェントが設定するマージン率の相場は、一般的に20%から30%とされています。
この手数料率は、エージェントによって異なり、また案件の内容や企業の規模、エージェントが提供するサービスの範囲によっても変動します。
そのため、高単価の案件では比較的低いマージン率が設定されることもありますが、低単価の案件の場合は、サービスの維持コストをカバーするために高いマージンが設定されるケースもあります。
案件の単価が低くてもエージェントに求められる工数に違いはないため、結果的に低単価の案件ほどマージン率が高くなってしまうケースもあるようです。
マージン率はどうやって決まる?
フリーランスエージェントによるマージン率の決定方法にはさまざまなパターンがありますが、代表的なケースは以下の通りです。
それぞれ詳しく解説していきます。
マージン率が一律固定
分かりやすいフリーランスエージェントのマージン率の例として、案件の単価に関わらず、「一律のマージン率が設定される」料金設定が挙げられます。
たとえば、月額の報酬が100万円でも30万円の場合でも、一律○○%とマージンが固定されるケースです。
この場合、フリーランスにとっては自身の報酬だけではなく、エンド企業が支払っている報酬の総額を把握しやすいというメリットがあります。
マージン率が固定の場合、エージェントによっては「低単価の案件」「稼働時間の短い案件」の対応優先順位が下がってしまう場合があるため、注意しておきましょう。
手数料が一律固定
一部のエージェントでは、マージン率ではなく手数料が固定されているケースもあります。
この場合、案件の単価が高くても低くても、定額の手数料が差し引かれるため、「高単価の案件ほど高い還元率を受けられる」というメリットがあります。
手数料が定額設定されている場合は、高単価案件ほど還元率が高い(マージン率が低い)といえます。
ただし、手数料が定額設定の場合であっても、商流が深い案件を請けてしまうと、その分報酬が少なくなってしまうので注意しておきましょう。
単価が高いほどマージン率が低くなる
高単価案件においては、マージン率が低くなることが多いです。逆に、低単価の案件では、エージェント側がサービス提供コストをカバーするため、マージン率が高くなる場合もあります。
特に稼働時間が少ない短期案件などは、手数料をカバーするためにマージン率が上がりやすい傾向があります。
- 企業の委託料150万円の場合の計算例
-
150万円-マージン率15%=127万5千円(フリーランス報酬)
- 企業の委託料40万円の場合の計算例
-
40万円-マージン率30%=28万円(フリーランス報酬)
※上記のマージン率はあくまで一例です。
複数の案件に参画する場合、総稼働時間が同じでも1つの案件で長く稼働した方が報酬総額が高くなる場合があります。
そのため、参画する案件は慎重に選ぶ必要があるでしょう。
担当者の裁量により決定する
フリーランスエージェントのマージン率は公表されていないことが多く、それゆえに営業担当者の裁量で決まってしまうケースもあります。
例えば、顧客が求めているスキル以上のフリーランス人材を紹介できた場合や、フリーランスが希望する報酬が企業の委託費を下回る場合、営業担当者がマージンを高く設定しやすい状況といえるでしょう。
マージン率は公表されない場合が多い
人材派遣業や転職エージェント(有料職業紹介事業)とは異なり、フリーランスエージェントのマージン率は法的に公表義務がなく、非公開となっているケースが多く見られます。
そのため、マージンについて気になるフリーランスの方はエージェント登録時に問い合わせ等を通して確認をする必要があります。
担当者や案件次第でマージン率が変動する、というフリーランスエージェントの特性上、参画する案件の手数料を完全に把握することは困難です。
そのため、手数料に見合ったサポートを受けられるエージェントを選ぶことが重要になるため、Google口コミなどを使って事前に評判を確認しておくといいでしょう。
マージン(手数料)を抑えて案件に参画するコツ
フリーランスエージェントを利用する上では、企業から支払われる委託料からエージェントへのマージンが発生することは避けられません。ですが、無頓着すぎると想定以上の手数料が引かれてしまう可能性があります。
そこで、ここからはマージン(手数料)を抑えて案件に参画する以下のコツについて解説していきます。
それぞれ詳しく解説していきます。
商流の浅い案件を選ぶ
マージンを抑えるためには、商流が浅い案件を選ぶことが効果的です。
このような案件を選ぶことで、中間手数料が減り、より高い報酬を得やすくなります。
孫請け以上の商流の深い案件に参画してしまうと、間に入るエージェントにマージンが発生してしまうため、フリーランスへ支払われる報酬が減ってしまう可能性があるため、注意しておきましょう。
自身のスキルに見合う単価を希望する
フリーランスが自分のスキルや経験に見合う報酬単価を提示することも、無駄なマージンを抑えるポイントです。
スキルに対して相場より低い報酬希望をエージェントに出してしまうと、企業が支払う委託料の差分が全て手数料として引かれてしまう可能性もあります。
そのため、フリーランスエージェントに登録して案件を探す際には、スキルに見合う報酬を希望することが重要となります。
スキルに対する適正報酬を知りたいエンジニアの方は、弊社SOFAにお問合せいただければ、現在の市場に見合った報酬基準をお伝えさせていただきます。
還元率の高いフリーランスエージェントを選ぶ
エージェントによっては、フリーランスへの還元率が高いものも存在します。
特にエンジニア業界においては「高還元SES」を謳うフリーランスエージェントも多く、こういったエージェントを利用することで報酬をアップにつなげることが可能になります。
SOFAでは間にSESが入らない案件を多数保有しているので、エンジニアの方であれば高い還元率(※)で案件のご紹介が可能です。
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興味がある方は、ぜひ一度お問合せ下さい。
中間マージンがあってもフリーランスエージェントを使うべき理由
フリーランスエージェント経由で案件に参画すると、企業が支払い委託料から中間マージンが引かれてしまうため、直接取引と比較すると報酬が低くなる可能性があります。
ただし、マージンのことを考慮したとしても、フリーランスエージェントを利用することには多くのメリットがあります。
フリーランスエージェントを利用すべき理由は以下の通りです。
それぞれ詳しく解説していきます。
案件を選ぶ選択肢が広がる
フリーランスエージェントを利用することで、エージェントが保有する豊富な案件の中から、自分に合ったものを効率的に見つけることができます。
ITエンジニアやWEBデザイナー、クリエイターやコンサルタントなどの専門職の場合、その職種に特化したフリーランスエージェントを利用することで、専門性の高いサポートを受けることが出来るでしょう。
仕事の受注を安定させやすい
フリーランスエージェントのサポートにより、営業活動を自分で行う必要がなくなり、案件が安定して供給されることが期待できます。
エージェントのネットワークを通じて定期的に新たな案件に参画できるため、個人で営業を行うよりも安定的な仕事の確保が可能です。
フリーランスエージェントに登録すれば必ず案件受注が安定するわけではなく、常に自己研鑽を心がけてスキルアップを行うことや、参画した案件で高い評価を受けることが必要になるので、注意しておきましょう。
営業コストを削減できる
フリーランスエージェントが営業を代行してくれるため、自身で営業活動に時間を割かなくて済みます。
これにより、業務に集中できる環境が整い、効率良くプロジェクトに取り組めるのがメリットといえるでしょう。
明文化されているわけではありませんが、フリーランスエージェントが受け取る中間マージンは、営業代行に必要な諸経費だと考えるようにするといいでしょう。
トラブル発生時のリスクマネジメントになる
参画案件のプロジェクトや契約を巡ってトラブルが発生した場合、エージェントが仲介役として対応し、トラブル解消に努めてくれます。
これによりフリーランスは安心して案件に専念することができ、万一の事態にも備えられる点に、エージェントを利用する価値があるといえるでしょう。
フリーランスとしてのキャリア相談が可能
フリーランスエージェントによっては、個別のキャリア相談も提供しています。
フリーランスは先行きが不透明ゆえにキャリアの不安を抱えることが多い働き方ですが、キャリアの方向性やスキルアップの方法についてエージェント担当者に相談することで、方向性を考えるうえで役立てることが可能です。
SOFAではキャリアコンサルタント(国家資格)保有者が在籍しており、フリーランスのキャリアに関して幅広い相談を受け付けています。
案件探しだけではなく、キャリアに悩んだ際にはぜひお声がけください。
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フリーランスエージェントのマージンに関するよくある質問
フリーランスエージェントのマージンに関するよくある質問について、以下に解説していきます。
フリーランスエージェントのマージン率はどのように確認できますか?
フリーランスエージェントのマージン率は基本的に直接エージェントに確認する必要があります。
多くのエージェントでは、マージン率が非公開とされているため、契約内容の中で詳細を確認できるケースも少なくありません。まずは契約前に担当者へ確認を行い、疑問点は遠慮なく質問しましょう。
また、高還元をウリにしているフリーランスエージェントではマージンを公開しているところもあるため、公式サイトを確認してみるといいでしょう。
マージンが高く設定される理由は何ですか?
マージンが高くなる理由としては、営業コストやトラブル対応など、エージェントが提供するサポートにかかるコストが挙げられます。
エージェントは案件の獲得や条件交渉、契約後のフォローなど、フリーランスが効率的に働けるよう幅広い支援を提供しています。そのため、エージェントによっては手厚いサポートを提供する代わりに、マージンが高めに設定されることもあります。
マージンの支払いを断ることは出来ますか?
出来ません。企業がフリーランスエージェントに支払う委託料と、フリーランスへ再委託する際の報酬の差額がマージンとなります。
仕事の受注を行うフリーランスが支払うものではないため、マージンの支払いを断ることは出来ません。
還元率が高いエージェントはどうやって探せばいいですか?
高還元を売りにしているSESや、定額のマージン設定を行っているフリーランスエージェントを中心に探すといいでしょう。
また、エージェントとの契約前の打ち合わせで、還元率や具体的なマージン率について確認することも重要です。信頼できるエージェントは透明性の高い説明をしてくれるため、複数のエージェントを比較し、納得のいく条件を提示してくれるところを選びましょう。
手数料を抑えたい場合、どのような対策がありますか?
手数料を抑えるには、商流が浅い案件を選んだり、還元率が高いエージェントを利用することが効果的です。
また、自分のスキルや経験に見合った単価を希望することで、エージェントがマージンを高く設定しないようにすることも可能です。
なぜフリーランスエージェントによってマージン率が異なるのでしょうか?
エージェントごとにマージン率が異なる理由は、提供するサービスや運営コストが異なるためです。たとえば、サポートが充実しているエージェントは、手数料が高めになる傾向があります。また、案件の種類や企業の規模によっても異なる場合があります。エージェントの特徴を理解し、自分に合ったエージェントを選ぶことで、納得のいくマージン設定で働くことができるでしょう。
エージェントごとに「確保すべき利益率」や、「担当者の人件費」も異なるため、それらすべてを含めたフリーランスエージェントの運営方針がマージン率に反映されているといえます。
マージン率が公表されていないエージェントは信用できないのでしょうか?
必ずしもそうではありません。
多くのエージェントがマージン率を非公開としている理由は、案件ごとにマージン率が異なるためです。エージェントが非公開にしている場合でも、サービス内容やサポートの質を確認し、信頼できるエージェントか見極めることが重要です。
フリーランスエージェントのマージンに関するまとめ
フリーランスエージェントは、営業活動や条件交渉、トラブル対応などのサポートを提供し、これらのコストをカバーするために、企業が支払う委託料から手数料(マージン)を差し引いて収益を得るビジネスモデルをとっています。
一般的にマージン率は20~30%が相場とされますが、エージェントごとに異なり、公開されていないケースも多いのが現状です。
フリーランスとして効率よく働くために、信頼できるエージェントを見極め、マージンの仕組みを理解したうえでパートナーとして活用するといいでしょう。
フリーランスエンジニアの案件探しなら、「SOFA」へご相談を!
- 国家資格キャリアコンサルタントの手厚いサポート
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- 84.3%の高い還元率実績!(※)
- 非公開のフリーランス案件も保有
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