SES営業は病むって本当?やめとけ・キツイと言われる理由や事例を解説

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「SESの営業は本当に病むほどきついの?」
「SES営業の仕事がしんどいのは、自分だけなのだろうか?」

SESへの転職を検討している人や、すでにSESで営業として働いている人の中には、このような不安や悩みを抱えている方も少なくありません。

そこで本記事では、営業が病みやすいSES企業のあるある事例や、「SES営業はやめとけ」といわれる根本的な理由について解説していきます。

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目次

SESの営業は病みやすいって本当?

SESの営業職は、売上数字に追われ、エンジニア・現場・会社の板挟みになりやすいポジションです。

日々エンジニアの案件調整や顧客との折衝を繰り返し、常にプレッシャーにさらされているため、「SES営業は病みやすい」という声は決して誇張ではなく、業界内ではよく耳にする現実といえるでしょう。

もちろん、すべてのSES営業がそうなるわけではありませんが、企業としての仕組みや体制が整っていない会社ほど、営業個人のメンタル負担は大きくなりがちです。

SOFAマガジン編集長(高橋 征希)

営業もエンジニアも安心して働ける「ホワイトSES」企業は確かに存在します。しかし一方で、営業職に過度な負担をかけやすい仕組みを持つ「ブラックSES」があるのも事実です。

営業が追い詰められる環境は、同時にエンジニアにとっても働きにくさを生み出し、結果的に双方が疲弊して早期退職になりやすい環境といえるでしょう。

こんなSES企業は営業が病む!あるある事例を解説

営業が病むSES企業にはいくつか共通点があります。

「こんなSES企業は営業が病む!」というよくある事例は以下の通りです。

営業が病むSES企業の事例
  • 売上ノルマのプレッシャーが大きい
  • 経歴を盛ってエンジニアを紹介している
  • エンジニアの希望よりも会社の利益を優先する提案
  • 偽装請負の黙認が求められる
  • 現場のトラブルが多い
  • エンジニアの退職が多い
SOFAマガジン編集長(高橋 征希)

こうした「あるある事例」を知っておくだけでも、自分の状況を客観的に振り返りやすくなります。

もしもこのような環境のSESに勤めている場合は、転職も検討した方がいい状況といえるでしょう。

売上ノルマのプレッシャーが大きい

SES営業には厳しい売上ノルマ(目標)が課されることが多く、日々数字に追われることが大きなストレス要因となっています。目標を達成できなければ評価が下がり、給与やボーナスに直結するため、常に緊張感を抱えながら働かざるを得ません。

特に、フルタイムのエンジニア1名を稼働させることで得られる月単価は50~100万円以上になることも多く、1件の契約が極めて重要である分、精神的な負担も大きくなりがちです。

本来、SES営業の役割は「エンジニアと案件の最適なマッチング」にあります。しかし、ノルマに追われる状況では「売上優先」の思考に偏りやすく、結果としてエンジニアの不満を招いてしまいます。

その不満が内定辞退や早期退職につながれば、売上目標の達成がさらに難しくなり、悪循環に陥ってしまうのです。

SOFAマガジン編集長(高橋 征希)

売上のプレッシャーは営業職であれば避けることはできません。

ですが、SES営業においては「売上を最優先する思考」こそが最適なマッチングを阻害し、結果的に売上未達につながることを覚えておきましょう。

経歴を盛ってエンジニアを紹介している

SESの中には、「エンジニアの経歴を盛る」行為が常習化しているケースがあります。

「エンジニアの経歴を盛る」とは、SES企業が契約を獲得するために、エンジニアの実務経験やスキルを実際以上に誇張し、スキルシートや面談で経歴を偽る行為を指します。以下に具体的な事例を紹介します。

SESが行う経歴詐称の一例
  • 実務経験が無いのに「経験者」として紹介する
  • 半年しか経験が無いのに「3年以上」と伝える
  • 現場経験がない言語を「大規模開発で実務経験あり」とスキルシートに記載
  • 現場で求められるフレームワークを「実務経験がある」と偽る

上記のような経歴詐称は、一部のSES企業では常態化しており、契約を取るために意図的な嘘をつくことは、営業担当者に大きな精神的ストレスとなります。

いうまでもなく、経歴を偽ってエンジニアを現場に送り込んだとしても、すぐにスキル不足が露呈してトラブルの原因になります。顧客の信頼を失うだけでなく、案件の継続が困難になる可能性が高く、場合によっては顧客やエンジニア双方から損害賠償を請求されるリスクすらあります。

何より、経歴詐称を強要してレベルに見合わない現場に送り込まれると、エンジニアのキャリアをつぶすことになりかねません。

このようなリスクがある行為を会社から強要されるSES企業の場合、営業が精神的に追い込まれる「病みやすい環境」といえるでしょう。

SOFAマガジン編集長(高橋 征希)

経歴詐称は、営業担当者が独断で行うというより、上司の命令に従って経歴詐称を行うケースを耳にします。

ですが、経歴を盛らないと案件が決まらないような社風や経営方針は、長期的に見て営業・エンジニア双方を苦しめます。

「経験が浅いエンジニアには参画できる案件がない」と嘆くのではなく、教育体制の強化やプログラミングスクールとの連携といった取り組みを進め、持続可能な形で解決策を検討するようにしましょう。

エンジニアの希望よりも会社の利益を優先する提案

本来、SES営業はエンジニアのキャリアや希望に沿った提案を行うべきです。しかし「利益優先」の文化が強いSESでは、本人が望まない案件に無理やりアサインさせられることも珍しくありません。

案件の紹介を行う営業としても、エンジニアの意に沿わない案件へ参画を促す際は、「将来のキャリア設計を考えると、この現場で経験を積んだ方がいい」という本音とは異なる説得を行う必要があるため、大きなストレスになります。

エンジニア本人の希望とは異なる案件に強引にアサインした場合、短期的には売上が立つかもしれません。

しかし、その結果として早期離職やトラブルにつながり、最終的には営業自身に大きな負担として跳ね返ってくるケースが少なくありません。

つまり「エンジニアの希望よりも会社の利益を優先する提案」を繰り返すSES企業では、営業担当者が精神的に追い込まれやすい環境になっているといえるでしょう。

SOFAマガジン編集長(高橋 征希)

場合によっては、エンジニアを騙すような提案を求められるSESもあるため、良心がある誠実な営業担当ほど病みやすいといえます。

違法行為の黙認が求められる

SES企業の中には、営業に違法行為の黙認が求められるブラック企業も存在します。

SES(システムエンジニアリングサービス)は「派遣契約」ではなく、「準委任契約」に基づいて委託を受けた業務を行うビジネスモデルです。

SES契約の図解イメージ
SES契約のビジネスモデル図解
引用:「SESと派遣は何が違う?働くうえで知っておくべきメリット・デメリットを解説」

上図のように、SES契約においてエンジニアの指揮命令権はSES企業にありますが、実際は現場でクライアントから細かい指示を受けている、というケースも見受けられます。

現場でクライアントから直接指示を受ける場合、実質的にはSESではなく「労働者派遣契約」に該当するため、『偽装請負』という違法行為に該当します。

ところが、自社でエンジニアへの指揮命令を行うノウハウがないSES企業の中には、この状況を把握しながらも改善せず、営業担当者に黙認を求めるケースすら存在するのです。

偽装請負による労働者派遣法違反は、SES企業だけでなく担当者個人にも刑事罰が科される可能性があります。

そのため、このような違法行為を黙認し続けることは、営業担当者に過大なストレスをかける原因の一つといえるでしょう。

SOFAマガジン編集長(高橋 征希)

派遣法違反となるような契約や、グレーな案件を営業に押し付けるSES企業も存在します。

表向きは「大丈夫だから」と言われても、法律違反を意識しながら仕事をするのは精神的に非常に辛いものです。

もしこうした状況が続くなら、社内で是正を求めるか、場合によっては健全な営業活動ができる会社へ転職することも検討しましょう。

現場のトラブルが多い

エンジニアが常駐する現場でトラブルが頻発すると、その対応に追われるのは営業です。

スキル不足や人間関係の問題、契約内容の認識違いなど、現場での課題は尽きません。トラブルが多いSES企業は、そもそもマッチング精度が低かったり、フォロー体制が不十分な場合も少なくありません。

その結果、営業が毎日のように火消しに走る状態では、心が休まる暇もありません。

現場トラブルの多いSES企業が根本的解決をするためには、採用やアサインの仕組みを改善する必要がありますが、営業個人としては「一人で抱え込まない」姿勢を意識することが大切です。

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エンジニアの退職が多い

エンジニアの離職率が高い会社では、営業担当者は常に「人員補充」のために奔走せざるを得ません。せっかく案件にアサインしても短期間で辞められてしまえば、営業活動は振り出しに戻り、精神的な疲労は大きくなります。

離職率の高さは、給与水準や労働環境、キャリア支援の不足といったSES企業の構造的な問題に起因していることが多いため、本来は営業個人の責任ではなく、組織全体で改善に取り組むべき課題です。

しかし実際には、売上至上主義のSES企業も存在し、エンジニアが辞めた際に全責任を営業に押し付け、厳しく詰められるケースも見られます。

その結果、良心のある営業ほど「劣悪な職場環境や待遇を前に、引き止めること自体が正しいのか」と葛藤し、大きな精神的負担を抱えることになるのです。

SOFAマガジン編集長(高橋 征希)

エンジニアが退職するたびに営業個人へ責任が押し付けられるような環境にいる場合は、思い切ってよりホワイトなSES企業へ転職するのも一つの選択肢です。

本質的にエンジニアのキャリア支援に取り組める環境を選ぶことが、営業個人のキャリアを健全に積み上げることにもつながるでしょう。

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営業が病むSES企業は負のループから抜け出せない

SES営業が心をすり減らす会社には、「エンジニアのキャリアよりSES企業の利益を優先する」という共通点があります。

売上至上主義のSES企業では、結果的に「無理な案件を押し込む」「エンジニアの希望を無視して稼働を優先する」「法的にグレーな契約を常態化させる」といった行為につながりやすくなります。

こうした環境ではエンジニアが定着せず、営業もストレスから退職しやすくなります。その結果、人員不足で残った営業への負担がさらに増し、典型的な負のループに陥ってしまうのです。

SES営業が病む負のループ図解

この「SES営業が病む負のループ」から抜け出すためには、まず「エンジニアのキャリアを優先的に考える」という視点が不可欠です。

ただし、自分一人で状況を変えようと無理をするのではなく、上司や経営層に改善の働きかけを行い、もし改善が現実的に難しい場合は、思い切って転職することも有効な選択肢といえるでしょう。

SOFAマガジン編集長(高橋 征希)

SES企業が利益を優先し、エンジニアのキャリアを無視したマッチングを続けていると、まるで穴の空いたバケツに水を注ぐように、いくら人員を補充しても離職を食い止めることはできません。

中長期的な視点で見れば、エンジニアに対して誠実なキャリア支援を行った方が、結果的に人材が定着し、経営的にも大きなメリットをもたらすといえるでしょう。

「SES営業はやめとけ」「キツイ」と言われる根本的理由

SES営業は、IT業界の現場を支えながらエンジニアのキャリアをサポートできる、非常にやりがいのある仕事です。

ですが一方で、業界特有の構造的な問題を抱えているため「SES営業はやめとけ」「キツイ」という声もあるため、転職を躊躇している人も少なくありません。

「SES営業はやめとけ」と言われる理由は以下の通りです。

「SES営業はやめとけ」と言われる根本的理由
  • SES業界では偽装請負が横行している
  • IT業界は多重下請け構造が常態化しており中間搾取が多い
  • 実は求められる知識やスキルが非常に広い

それぞれ詳しく解説していきます。

SES業界では偽装請負が横行している

「SES営業はやめとけ」といわれる理由の一つが、「偽装請負」の問題です。

前述したように、SESは人材派遣とはことなり、指揮命令権はクライアントではなくSES企業にあります。

しかし、実際の開発現場では、客先企業の担当者から直接指示を受けたり、細かなタスクを割り振られるなど、実質的には「人材派遣」と同じになっているケースも見受けられます。

ですが、これは「偽装請負」と呼ばれる違法行為に該当する可能性が高く、場合によっては派遣元であるSESは懲役や罰金刑が科される可能性もあります。

もちろん、人材派遣の契約であれば問題はありませんが、近年のエンジニア需要に便乗してSES事業を行う企業の中には、派遣の許可もノウハウも持たないまま運営しているケースも少なくありません。

こうした背景から、一部のSES企業はエンジニアに「偽装請負」となりかねない働き方を強いており、それが「SES営業はやめとけ」と言われる大きな理由のひとつになっているのです。

SOFAマガジン編集長(高橋 征希)

一部のSES企業では、悪しき慣習として偽装請負が行われている実態があります。

そのため、人材派遣に関する法律を十分に理解していない営業担当者の中には、「それが違法行為であるとは知らなかった」というケースも見受けられます。

IT業界は多重下請け構造が常態化しており中間搾取が多い

IT業界では、元請けから下請け、孫請けと商流が深くなる多重下請け構造が常態化しています。

基本的に3次請け以降を請け負うSESでは、元請け企業が支払う契約単価から中間マージンが何重にも引かれ、エンジニアやSESに十分な利益が残らないことも少なくありません。

そのため、SES営業としては「なぜこんなに単価が安いのか」と疑問を抱えながらも、現場を埋めなければならない状況に追い込まれやすいため、「SES営業はやめとけ」といわれる要因の一つになっています。

SOFAマガジン編集長(高橋 征希)

エンジニアだけでなく、SESの営業担当者でさえ「自社が何次請けなのか分からない」という状況に置かれることがあります。

こうした多重下請け構造から抜け出すためには、「できるだけ商流の浅い案件を選ぶ」といった小さな改善を積み重ねていくことが現実的な対処法といえるでしょう。

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実は求められる知識やスキルが非常に広い

SES営業は「ただ人材を紹介するだけ」と思われがちですが、実際には以下のように非常に幅広い知識とスキルが求められます。

SES営業に求められる知識
  • ITに関する基本的な知識
  • 労務管理の法律知識
  • エンジニアのキャリア設計に関する知見
  • 案件獲得のための営業力
  • 顧客への折衝力

多くのSES企業が「未経験歓迎」と掲げて営業職を採用していますが、実際には非常に幅広い知識やスキルが求められます。

そのため「想像以上に難しい」「顧客やエンジニアの話している内容が理解できない」といった状況に陥りやすく、それが「やめとけ」「きつい」と言われる一因になっているようです。

SOFAマガジン編集長(高橋 征希)

SES営業には非常に幅広い知識やスキルが求められますが、その多くは後天的に身につけることが可能です。

私自身も取得した国家資格「キャリアコンサルタント」では、養成講座を通じて「体系的なカウンセリング技法」や「キャリア理論」を学ぶことができます。

本質的にエンジニアのキャリア支援に取り組みたい方は、資格取得を検討してみるのも良いでしょう。
(以下におすすめの養成講座の解説記事を記載)

病んでしまったSES営業の方へおすすめの転職先

もしSES営業の仕事で心身を消耗し、「このまま続けて大丈夫だろうか」と悩んでいるなら、思い切って転職を検討することがおすすめです。

営業の経験自体は非常に市場価値が高く、特にIT業界での経験は他職種でも大きな強みになります。

SES営業の経験が活かせるおすすめの転職先は以下の通りです。

病んでしまったSES営業におすすめの転職先
  • IT業界の転職エージェント
  • 人材派遣会社の営業職
  • SaaSの営業職

それぞれ詳しく解説していきます。

SOFAマガジン編集長(高橋 征希)

SES営業で病んでしまった人にとって重要なのは「営業スキルを活かしつつ、より健全な環境で働く」ことです。

SES特有の商流問題や、経歴詐称・偽装請負等を強いる会社から離れることで、営業としてのやりがいや達成感を取り戻せるでしょう。

IT業界の転職エージェント

IT業界に特化した転職エージェントは、SES営業で培った「エンジニアとのコミュニケーションスキル」「案件内容の理解力」をそのまま活かせる仕事です。

エンジニアのキャリア希望をヒアリングし、適切な求人を紹介する点は、これまで行ってきたマッチング業務に近いものがあります。

大きな違いとしては、無理なアサインや経歴詐称を迫る必要がなく、より純粋に「エンジニアのキャリア」を考えた求人紹介ができる点が挙げられます。

SOFAマガジン編集長(高橋 征希)

ただし、エンジニアの紹介先のひとつには「SES企業」もあるので、人によっては葛藤があるかもしれません。
参照:【アンケート調査あり】SESエンジニアの採用のポイントを解説!実際に働く人の声も紹介

人材派遣会社の営業職

人材派遣会社の営業職も、SES営業からの転職先としておすすめです。

派遣先企業と派遣スタッフのマッチングを行う点で共通しており、特にエンジニア派遣を行っている人材派遣会社の場合は、これまでの知識・経験が十分に活きる転職先といえます。

大きな違いとしては、「人材派遣」は労働者派遣法に基づく契約が行われるため、SESでよくあるグレーな契約に悩まされることが少ない点が挙げられます。

SOFAマガジン編集長(高橋 征希)

人材派遣会社の営業職への転職は、偽装請負に悩まされているSES営業に特におすすめの転職先です。

エンジニアの「人材派遣」のニーズは?

最近では、大手IT企業や大規模開発案件の現場において、クライアントから「SESではなく人材派遣としてエンジニアを求めたい」という声を耳にすることが増えてきました。

これは、元請け企業が法的に適切な形で指揮命令を行うために、エンジニア派遣のニーズが多様化してきていることを示しています。

そのため、今後も「エンジニア×人材」の領域で活躍したいと考えている人には、人材派遣会社で経験を積むことは大きなプラスになるでしょう。

SaaSの営業職

近年注目されているのが、SaaSの営業職です。

自社のプロダクトを提案・導入する仕事であり、SESのように人材を派遣する形態ではないため、商流やトラブル対応で消耗することはほとんどありません。

IT業界に携わってきた知識や顧客対応力を活かしつつ、最新のサービスやツールに関わることで市場価値をさらに高められる仕事といえるでしょう。

SES営業が病みやすい事例と根本的理由まとめ

SES営業はエンジニアと自社、客先企業の板挟みになりやすく、精神的負担が大きい仕事といえます。

特に、以下のようなSESで働く営業の場合、特に病みやすい環境といえるでしょう。

営業が病むSES企業の事例
  • 売上ノルマのプレッシャーが大きい
  • 経歴を盛ってエンジニアを紹介している
  • エンジニアの希望よりも会社の利益を優先する提案
  • 偽装請負の黙認が求められる
  • 現場のトラブルが多い
  • エンジニアの退職が多い

ですが、SESはキツイ面も多い一方で、「エンジニアのキャリア支援に携われる」「ITを通じて企業の成長に貢献できる」といった、大きなやりがいを感じられる仕事でもあります。

現在のSES営業のあり方に疑問を抱き、「もっと良い形に変えていきたい」と考えている方は、ぜひSOFAへお気軽にご相談ください。

エンジニアの採用にお困りなら「SOFA」へご相談を!

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この記事を書いた人

SOFAマガジン編集長(高橋 征希)のアバター SOFAマガジン編集長(高橋 征希) キャリアコンサルタント

フリーランスエンジニアのキャリア相談、案件紹介を行う「SOFA」を運営しています。

フリーランスになることを決意したエンジニアの方々に、案件探しやエージェント活用に役立つ情報を発信しています。

【経歴】
医療・福祉業界の人材会社でキャリアアドバイザーとリクルーティングアドバイザーを経験し、7つの支店を立ち上げを実施。

その後、日系IT企業にてSES営業に従事し、フリーランス専門の営業部署を立ち上げも経験する。

その後、株式会社SOFAを立ち上げ、代表として運営。

【保有資格】
・キャリアコンサルタント
・WEB解析士

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